プレミアリーグの監督は「かつてないほどイングランド人が少なく、優勝経験者が少なく、雇用も不安定」という記事をきっかけに、自国の監督育成をめぐる議論が続いている。真面目な指摘に皮肉と冗談が混ざる、通好みの話題だ。
元になったのは、現在のプレミアの監督は過去に例がないほどイングランド人が少なく、タイトル経験者も少なく、立場も安定していないと論じた記事だ。スレでは、なぜイングランド人の監督が育たないのかという話に流れが集まった。
具体的な数字として挙がったのが、昨季3位に入ったキャリックの例だ。あるファンは、イングランド人監督が3位以内に入ったのは2002/03シーズン以来だと指摘している。別のファンは、ハワード・ウィルキンソンが最後にリーグ優勝したイングランド人監督で、それはプレミアリーグと呼ばれる前の時代だったと述べ、優れたイングランド人監督が長く出ていないと嘆いた。
原因として挙がったのは費用と人選の偏りだ。イングランドのUEFA Proライセンス (トップクラブを率いるのに必要な最上位の指導者資格) は1万3000ポンド (約247万円) 以上かかり、スペインやドイツは8000ユーロ (約128万円) 程度だと指摘するコメントが目立った。ドイツでは自治体がアマチュア育成の指導者資格を補助している、という説明も添えられ、入りやすさ、費用、元プロ選手の優遇が主な問題だとされている。
一方で、名選手だったことが監督の資格ではないのに、名選手を優遇しがちだという辛口の意見もあった。さらに、32歳のドイツ人が一度圧勝しただけで重宝されるのになぜイングランド人を雇うのか、というあてこすりや、アルテタが昔に国籍を変えていれば解決していたという冗談も並んだ。
巷の声
- 「指導者ライセンスの費用がイングランドは1万3000ポンド超で、スペインやドイツは8000ユーロほど。しかもドイツでは自治体が補助する。根本は入りやすさと費用と元プロ優遇だ、という指摘。」
- 「最後にイングランド人でリーグを制した監督はハワード・ウィルキンソンで、それもプレミアになる前。良いイングランド人監督は昔からいない、という身も蓋もない意見。」
- 「イングランド人の監督は名選手をひいきしがちだが、名選手だったことは監督の資格ではない、と手厳しい声。」
- 「32歳のドイツ人がレッドブル・ザルツブルクで一度圧勝しただけで引く手あまたなのに、なぜイングランド人を雇う必要があるのか、と皮肉るコメント。」
- 「アルテタが国籍を変えるのを、何年も前に認めておけばよかったのに、と冗談めかす声。」
処方箋は資格費用の見直しから国籍の変更という冗談まで並んだ。
用語・人名メモ
- UEFA Pro ライセンス — トップレベルのクラブを率いる監督に必要とされる最上位の指導者資格。スレでは取得費用の国ごとの差が問題視された。
- ハワード・ウィルキンソン — コメントでは、イングランド人として最後にリーグ優勝を果たした監督とされる人物。優勝はプレミアリーグと呼ばれる前の時代の話だという。
- キャリック — コメントによれば昨季3位に入ったイングランド人監督で、イングランド人が3位以内に入ったのは2002/03以来だとされる。
- レッドブル・ザルツブルク — オーストリアのクラブ。スレでは、ここで結果を出した若いドイツ人監督が引く手あまたなことへの皮肉に使われた。
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)