マンチェスター・ユナイテッドは暫定監督の下では見違えるのに、正式就任すると元に戻る。r/soccerでこの「呪い」が話題になり、監督ではなくクラブの構造こそ元凶だという声が目立った。
スレの出発点は、暫定監督が就くとチームが別物になり、その監督が正式に任されると古い癖が戻ってくる、という問いかけだ。これは試合や移籍の出来事ではなく、ファンの間で盛り上がった議論である。
上位の反応で多かったのは、呪いというほど特別な話ではないという見方だ。暫定監督はまだ解任されうる立場だから選手が走るが、「プロジェクト」の監督になった途端に元のユナイテッドへ戻る、と指摘するファンがいた。新監督効果が薄れれば、それまでの機能不全が再び表に出るだけだという声もある。
具体例としては、アモリムとキャリックの比較が挙がった。あるファンは、アモリムは選手への要求が高すぎたかもしれず、キャリックは良い雰囲気と万全の選手層で入ったが、夏が来ればどうなるか分からないと書いた。別のファンは、アモリム解任時のチームはむしろ上向きで、プレスや運動量の指標は良く、攻撃はリーグ3位に近く、チャンピオンズリーグ (CL) 出場圏にも迫っていたと主張した。同じ人は、キャリックが練習の負荷を公然と減らしたとも指摘している。
一方で、暫定期に良く見えたこと自体が思い込みだという声もあった。ほとんど良くなっておらず、アモリムより結果が良かっただけだという見方だ。最終的に多くの反応が行き着いたのは、問題は構造にあり、グアルディオラを据えても変わらないという冗談めかした結論だった。
巷の声
- 「ユナイテッドだけの話じゃない。暫定監督は大体そういうものというのが通説だと思っていた」
- 「呪いじゃない。クビになりうる監督のためには選手が走る。『プロジェクト』になった途端、元のユナイテッドに戻る」
- 「ここまで何度も言われてきたことだが、ユナイテッドの問題は構造的だ。直さない限り、グアルディオラを立てても機能しない」
- 「呪いがあるとすれば、去年のユナイテッドが『別物』だったと思い込んだこと。ほとんど良くなっておらず、アモリムより結果が良かっただけ」
- 「新監督効果が切れれば、それまでの機能不全が戻る。強いチームはクラブの仕組みがうまくいった結果で、ユナイテッドは上から下まで壊れている」
誰を据えても同じ結果になるなら、呪われているのは監督席ではなくクラブの構造だ、というのがスレの落としどころだった。
用語・人名メモ
- 暫定監督 — 前任者の解任後、次の監督が決まるまでの間だけチームを預かる監督。長期計画より目先の立て直しが役目になる
- 新監督効果 — 監督が代わった直後に、選手の気持ちが引き締まって一時的に成績が上がる現象。スレでは「ハネムーン期間」とも呼ばれている
- アモリム — スレの材料では、ユナイテッドを解任された監督として語られている
- キャリック — スレの材料では、アモリム後にユナイテッドの指揮を執った人物として語られ、練習量を減らしたと指摘されている
- CL 出場圏 — リーグ上位に入ると得られる、欧州チャンピオンズリーグへの出場権のこと。プレミアの大きな目標の一つ
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)