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アーセナルの下部組織に所属する16歳の有望株が、マンチェスター・シティ (近年欧州屈指の資金力を誇る強豪) への移籍で合意したと報じられた。派手な移籍劇というより、育成年代の“青田買い”がどこまで行き過ぎているかという現地の議論に火をつけた案件。
報じられたのは、アーセナル (ロンドン北部の名門クラブ) の下部組織に在籍する16歳のミシェル・ンドゥカという選手を、マンチェスター・シティ (通称シティ、豊富な資金力でここ十数年プレミアを席巻してきたクラブ) が獲得することで合意したという一報。トップチームの主力ではなく、まだ育成年代の選手の移籍であることがポイントで、こうした10代前半〜半ばの選手の移籍は近年のプレミアで急増している。
この一報を受けて現地ファンの間で盛り上がったのは、選手個人の評価よりも「育成年代の移籍市場がおかしなことになっている」という構造的な問題への懸念だった。反応の中では、ンドゥカ自身も1年前にチャールトン (下部リーグの育成に定評があるロンドンのクラブ) からアーセナルへ加入したばかりだったことが指摘されており、大クラブ同士、あるいは大クラブが中小クラブから有望株を次々と引き抜き合う構図が「パンドラの箱を開けてしまった」状態だと評されている。
背景にはイングランドの育成制度「EPPP (エリート・プレイヤー・パフォーマンス・プラン)」がある。これは各クラブのアカデミーを格付けし、上位クラブが移籍補償金を抑えつつ他クラブの有望株を獲得しやすくする仕組みで、結果的に資金力のあるクラブがどんどん若い才能を囲い込める構造になっている、という批判が反応の中でも繰り返し出ている。実際にトップチームで使うためというより、資産として抱えておき数年後に売却益 (プレミアの収支ルール対策) を得る目的ではないかという指摘もあった。
巷の声
- 「アーセナルからチャールトンで加入したばかりなのに、もうシティに引き抜かれるのか。育成市場が完全に壊れてるのに、もう手遅れかもしれない」
- 「チェルシーファンとして言わせてもらうけど、お前らも人のこと言えないだろ」
- 「どこの大クラブも同じことしてるのに、なぜかチェルシーだけ槍玉に上がりがちだよな」
- 「今年の夏に起きてることは本当に前例がない。今後さらにエスカレートするだけだと思う」
- 「18歳未満の年俸に上限を設けるとか、アカデミーで抱えられる選手数に年代ごとの上限を作るとか、そういう規制が要る。じゃないと大クラブが中小クラブの才能を吸い上げ続けるだけだ」
用語・人名メモ
- ミシェル・ンドゥカ — アーセナルの下部組織に所属する16歳の選手。1年前にチャールトンから加入したばかりで、今回シティへの移籍が報じられた
- マンチェスター・シティ (シティ) — マンチェスターの強豪クラブ。潤沢な資金力を背景にここ十数年プレミアを席巻してきた
- EPPP (エリート・プレイヤー・パフォーマンス・プラン) — イングランドの下部組織育成制度。大クラブが移籍補償金を抑えて他クラブの有望株を獲得しやすい仕組みで、育成市場の格差を広げていると批判されている
- チャールトン — ロンドンの下部リーグクラブ。育成年代の指導に定評があるが、有望株が育つとすぐ大クラブに引き抜かれがちとされる
- リオ・ヌグモハ — チェルシーの下部組織からリバプールへ移籍した若手の例として、育成市場の引き抜き合戦の象徴的なケースに挙げられている選手
移籍そのものより、育成年代の選手を巡るルール整備が今後どう進むかが注目点になりそうだ。
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)