プレミアリーグは、独立委員会がマンチェスター・シティを財務規則違反の全訴因で有罪と認定したことを確認した。Sky Sports によると、他クラブの幹部2人は、追放が決まれば商業面で大きな打撃になると懸念を示している。
LiveScore の報道によると、委員会は9年間にわたる財務規則違反を認定した。シティが商業パートナーと「偽」の契約を結び、収入を水増しして費用を抑えた額は9億ポンド超 (約1710億円) に上るという。シティは無実を主張しており、控訴するとみられる。処分の内容と、他クラブに支払う賠償額はまだ明らかになっていない。決着は1月までにつく可能性があると報じられた。エティハド航空も、委員会の認定がもたらす影響を問題視して法的措置を示唆している。
処分の選択肢の一つが追放で、実行するには20クラブのうち15クラブの賛成が必要になる。Sky Sports の取材に対し、上位クラブの幹部2人は、15クラブが賛成すれば驚くと述べた。理由は「自滅的な商業上の惨事」になるためだという。匿名の幹部の一人は、追放すれば全クラブに大きな商業的影響が及び、他クラブの収入も大きく減るとの見方を示した。
シーズン途中に追放されれば、残り試合は19クラブで戦うことになり、世界の放送局が返金を求める可能性があると報じられた。スポンサーが手を引く可能性や、ハーランドらシティの主力を見られなくなることでリーグの商業的な魅力が下がる点も挙げられている。一方で、リーグの世界的なイメージを守るため、追放や長期の下部リーグ降格が必要だと考えるクラブもある。クラブの意見は委員会の判断には影響しない。追放が勧告されたのにクラブが反対票を投じた場合、どんな処分になるかは分かっていない。
処分の内容と賠償額はまだ明らかになっておらず、シティは控訴するとみられる。
用語・人名メモ
- 独立委員会 — プレミアリーグの財務規則違反を審理し、有罪か無罪かの認定と処分の判断を行う第三者の機関。
- 追放の議決 — 報道によると、シティを追放するには20クラブのうち15クラブの賛成が必要になる。
- アーリング・ハーランド — マンチェスター・シティ所属の26歳のFW。報道では、追放されれば観られなくなる主力の一人として触れられている。
- マンチェスター・シティ — イングランド北西部のマンチェスターに本拠地を置く、プレミアリーグのクラブ。
出典: LiveScore