ロシアの侵攻下にあるウクライナの名門シャフタル・ドネツクが、チェルシーのホームスタジアム、スタンフォード・ブリッジでチャンピオンズリーグのホーム試合を行うことが決まった。皮肉にも、チェルシー自身は 2025/26 シーズンにヨーロッパの舞台出場を逃している。
シャフタル・ドネツクはウクライナの強豪クラブ。本拠地のドネツクがロシアの侵攻下にあるため、ここ数年は安全な開催地を求めてドイツやポーランドなど各地を転々としてきた。2026/27 シーズンのチャンピオンズリーグでは、ロンドン西部のスタンフォード・ブリッジがそのホーム会場となる。
提供するチェルシーは 2025/26 シーズン、プレミアリーグでの成績が不振だったため、来季のチャンピオンズリーグ出場権を失った。本来であれば欧州の舞台と無縁のはずだったスタジアムだが、今季はヨーロッパの最高峰の大会が開催される。チェルシーはウクライナ支援を兼ねた判断として会場を提供。かつてシャフタルのスター選手ムドリク (ウクライナ代表の若きアタッカー) を 1 億ポンド超 (約 190 億円) で獲得するなど、ウクライナとの結びつきは深い。
現地ファンからは、この状況の皮肉さと同時に、戦禍に苦しむ国のクラブを支援する姿勢を評価する声が目立つ。チェルシーが欧州カップを逃してなお、その施設がヨーロッパの最高峰の舞台として機能することに、「尊敬する」「素晴らしい判断だ」と述べる者が多い。
巷の声
- 「チェルシーはヨーロッパに出られないのに、スタンフォード・ブリッジでチャンピオンズリーグが開かれるなんて笑える」
- 「PR 効果もあるんだろうが、戦争のなかのウクライナのクラブを本気で助けるいい判断だ。尊敬する」
- 「公式声明で『ロンドンは英国の首都』と改めて書く必要があったのが最高に笑える」
- 「ムドリクに 1 億ポンド以上も投じたわけだし、チェルシーとしてウクライナを支援するのは一貫している」
用語・人名メモ
- シャフタル・ドネツク — ウクライナの強豪クラブ。ロシアの侵攻により本拠地での試合開催が困難で、各地を転々としている
- チャンピオンズリーグ — ヨーロッパのクラブ最高峰の大会。リーグ優勝クラブなど上位成績のクラブが出場
- スタンフォード・ブリッジ — チェルシーのホームスタジアム。ロンドン西部に位置する 68,000 人収容の大型施設
- ムドリク — シャフタルのウクライナ代表のスター攻撃手。2023 年にチェルシーに移籍
- ヨーロッパの舞台出場権 — プレミアリーグの成績が悪いと、翌シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を失う
ドネツクから遠く離れたロンドンで、シャフタルがどこまでチャンピオンズリーグを戦い抜くのか。異例の舞台での活躍が注目される。
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)