移籍・契約

ニューカッスルがベリバル獲得へ動く 45日ルールが焦点

FourFourTwo

FourFourTwoは、ニューカッスルがトッテナムのスウェーデン代表MFルーカス・ベリバルの獲得へ動きを強めていると報じた。獲得が遅れている理由として、移籍に関する「45日ルール」の影響を挙げている。

FourFourTwoによると、ベリバルは夏の移籍市場の序盤にニューカッスルの中盤の補強候補として浮上した。トッテナムでは序列を下げていたという。ニューカッスルは夏を通じて関心を持ち続けていたが、正式な移籍手続きには進んでおらず、サポーターの間では遅れの理由を問う声が出ている。同記事は、9月1日の移籍期限までに獲得できる可能性が出てきたと伝えた。

遅れの理由の可能性として同記事が挙げるのが、45日ルールだ。7月6日にサンドロ・トナーリがトッテナムへ9250万ポンド(約175億7500万円)で加入したと報じられている。2クラブが互いに選手を売買し合い、その間隔が45日以内の場合、その取引は会計上「スワップ取引」として扱われる。同記事によると、この45日間は8月20日までだった。この期間内にニューカッスルがベリバルを獲得していれば、二つの移籍の差額だけを計上することになり、トナーリ売却による会計上の利益は実質的に消える。

同記事は、このルールを、互いに選手を売り合う取引で短期的な利益を膨らませる会計上の抜け穴をふさぐためのものと説明した。例として、2024年6月30日の会計期限前の取引を挙げている。ニューカッスルはアカデミー出身のエリオット・アンダーソンをノッティンガム・フォレストへ3500万ポンド(約66億5000万円)で売却し、フォレストはGKのオデュッセアス・ヴラホディモスをニューカッスルへ2000万ポンド(約38億円)で売却した。両クラブとも、その場で収益・持続可能性規則(PSR)上の利益を得たという。2026-27シーズンからはPSRが「スカッド・コスト・レシオ(SCR)」に全面的に置き換わる。移籍償却費、選手の給与、代理人手数料を、サッカー関連収入の85%までに抑える仕組みだ。同記事は、トナーリの退団とベリバルの加入を別々の取引にすれば、売却益を全額計上でき、この上限に収める余裕になると指摘した。

ニューカッスルがベリバルの移籍を実際にまとめるかどうかは、この報道では明らかになっていない。

用語・人名メモ

  • 45日ルール — 2クラブが互いに選手を売買し合い、その間隔が45日以内の場合に、会計上「スワップ取引」として扱う決まり。
  • PSR(収益・持続可能性規則) — クラブの赤字に上限を設けるプレミアリーグの財政規則で、2026-27シーズンからSCRに置き換わる。
  • SCR(スカッド・コスト・レシオ) — 移籍償却費、選手の給与、代理人手数料の合計を、サッカー関連収入の85%までに抑える新しい規則。
  • ルーカス・ベリバル — スウェーデン代表のMFで、トッテナムで序列を下げていたとFourFourTwoが伝えた。

出典: FourFourTwo