今日署名されたリバプールの契約に、ベゾスを含む投資グループが今後12か月で支配株を買える文言が入っていると伝えられ、現地ファンの間で不安と皮肉が渦巻いている。祭りというより、クラブの将来を案じる重めの空気が強い。
r/soccerに立ったスレによると、今日署名されたリバプールの契約には、ベゾス (Amazon創業者) が加わる投資グループが今後12か月のうちに、約80億ドルの評価額でクラブの支配株を買えるようになりうる文言が含まれているという。買うと決まったわけではなく、あくまで買える余地が契約に書かれているという報告だ。
反応でまず目立つのは、荷物配送にかけたネタだ。「Deliverpool FC」が12か月後に現実になるかも、というコメントや、欧州の夜が「Amazon Warehousefield Road」で開かれるという皮肉が並んだ。一方で真面目な不安も多い。チケットが今以上に値上がりするのではないか、買い手は好きで買うのではなく利益が目的だ、という指摘があり、シャンクリーが墓の中で嘆いているだろうと書くファンもいた。このファンは、ベゾスは10年以上英国社会を蝕んできたと批判し、LFCについてこれほど気持ちの整理がつかないのは初めてだと綴っている。
事実関係を補うコメントもあった。あるファンは、今回はバティア率いるコンソーシアムで、ベゾスは今のところ表に出ない出資者だと書き、全面的に所有することになってもチェルシーを運営したクリアレイク・キャピタルのようにはならないでほしいと願っている。ただしこれはコメント上の主張で、スレタイの報告とは呼び方が異なる。
別のファンは、プレミアリーグで英国人が過半数を持つクラブは3つだけで、米国人が10、他国籍が7だと指摘した (追記では2026-27シーズンは英国人所有が4クラブになる)。そのうえで、レアル・マドリードやバルセロナのような会員所有型のクラブをどう思うかと問いかけている。これまでのオーナーのFSGは、クラブの文化や街の労働者階級のルーツを (比較的) 尊重してきたと評価する声もあり、新しい持ち主が同じようにしてくれるのかを心配している。
巷の声
- 「チケットが今でも高いと思っているなら、これから来るものへの覚悟が足りない。彼らはサッカーへの愛で買うのではなく、大きく儲けたいだけだ。」
- 「アンフィールドが「Amazon Warehousefield Road」になったら、欧州の夜は味わいが変わりそうだ。」
- 「FSGは (比較的) クラブの文化と街の労働者階級のルーツを尊重してくれた。新しい持ち主がそうしてくれるか不安だ。」
- 「シャンクリーも墓の中で嘆いているだろう。LFCについてこんなに気持ちが定まらないのは生まれて初めてだ。」
- 「ドイツが攻め込んできて50+1ルールを導入し、王室も片付けて帰ってくれればいい。」
焦点は、この文言が「買える」というだけの余地で終わるのか、12か月の間に実際に使われるのかという一点にある。
用語・人名メモ
- 支配株 — 経営の主導権を握れるだけの持ち分のこと。今回は、これを買える文言が契約に入っているかどうかが焦点になっている。
- 評価額 — クラブ全体にいくらの値打ちがあるとみなすかの金額。今回のスレでは約80億ドルとされている。
- 50+1 ルール — ドイツのサッカーで、クラブの会員が議決権の過半数を握るよう求める仕組み。外部の資本家がクラブを完全に支配しにくい。
- FSG — コメントの中で、リバプールの文化を(比較的)尊重してきたと評価されているこれまでのオーナー。
- Warehousefield Road — ベゾスのAmazonの倉庫と、リバプールの本拠地アンフィールドの名前をかけたファンのジョーク。
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)