FSGがリバプール売却を決定。契約にはベゾス率いるコンソーシアムが12カ月以内に支配権を取得できるオプション条項が含まれる。アメリカのテック産業の有力者への移行をファンが懸念している。
現在のオーナーであるFSG(フェンウェイ・スポーツ・グループ)は、プレミアリーグの名門クラブ・リバプールの売却を決定した。新たなオーナーになる可能性があるのは、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス率いるコンソーシアム。契約には12カ月以内にベゾスグループが支配権を取得できるオプション条項が含まれている。
売却予想額は約80億ドル(約1.2兆円)。プレミアリーグ内でも屈指の大型取引だ。リバプールファンから聞こえるのは懸念の声ばかり。ベゾスは利益追求で知られるテック界の大物であり、FSGと比べてファンの反発に応じる可能性が低いと見られている。特にチケット価格のさらなる上昇や、クラブの商業化の加速が予想されている。
プレミアリーグではここ数年、ビリオネアによる大型買収や経営権取得が相次いでいる。莫大な資金を持つ者の多くは利益重視の経営戦略をとるため、伝統的なクラブ文化との衝突は避けられない。リバプールファンにとっては、相対的に良心的だったFSGとの別れであり、将来への不安が大きい。
巷の声
- 「今のチケット価格でさえ高いのに、これからの値上げに耐えられるのか。ビリオネアはクラブを愛するために買収するのではなく、利益を出すために買収するんだ。」
- 「これまでのアメリカ人オーナーとしてはFSGが最良だった。無理な施策を打つこともあったが、ファンの抵抗があれば引き下がることもあった。ベゾスに対してそんな期待は持てない。」
- 「ビリオネアを探す以上、選択肢はどれもろくなものではない。富を持つ者はそうあるべき理由があるからだ。」
- 「『デリバリーバプール』で12カ月後に自動化されたドローン配達が実現…という冗談もあるが、笑い事では済まされない雰囲気だ。」
- 「リバプールの伝統と町の価値観に相いれないオーナーになるのではないかという不安がある。」
用語・人名メモ
- FSG(フェンウェイ・スポーツ・グループ) — 2010年からリバプールのオーナー。アメリカの投資会社で、ボストン・レッドソックス(メジャーリーグ)も傘下に置く。
- ジェフ・ベゾス — アマゾン創業者。世界有数のビリオネア。テック業界を代表する実業家で、利益追求で知られる。
- コンソーシアム — 複数の投資家や企業が共同で事業に当たる投資グループ。この場合、ベゾスが率いる買収グループを指す。
- 支配権買収オプション — 一定期間内に支配的な株式を購入できる権利。この契約では12カ月以内にベゾスグループが買収を完了できる可能性を示している。
- リバプール — イングランド北西部に本拠を置く。ビル・シャンクリー時代(1960-70年代)に欧州の頂点に立ち、今も伝統的な強豪クラブ。
- プレミアリーグ — イングランド最上位のプロサッカーリーグ。20クラブで構成される世界有数のリーグ。
次の12カ月間、ベゾスが本当に買収に踏み切るかどうかが焦点となり、その間にファンの不満がどこまで高まるかが注目される。
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)