プレミアリーグが、コーナーキックやフリーキックでの妨害行為を厳しく取り締まる新ルールを導入すると報じられた。セットプレーでの攻防がエスカレートする中での改正だが、「明確な影響」という定義の曖昧さに現地ファンから懸念の声も上がっている。
新ルールの要点は、「明確な物理的影響を持つ保持行動」をより厳しく判定するというもの。セットプレー時に相手選手をプッシュしたり保持したりする行為が、ゴール前での攻防を有利にしていると判断されれば反則として呼ぶ、という基準だが、「明確な」「物理的影響」といった表現が主観的で曖昧だと指摘されている。VAR判定の一貫性を懸念する声も多い。
このルール改正の背景には、セットプレーでの妨害行為がここ数シーズンでエスカレートしていることがある。特に、アーセナル(ロンドン北部の強豪)がゴールキーパーへの妨害について審判団(PGMOL)に訴えた際、『対抗するためには相手選手をより強く当たる必要がある』とアドバイスされたという経緯がある。その後、アーセナルが他チームよりも積極的にコーナーキックでの接触プレーを使うようになると、他クラブも同じ戦術を採用。セットプレーが接触プレーの場と化したというわけだ。
過去には、ブレントフォード戦でアーセナルのゴールキーパーが明確に相手に抑え込まれたのに VAR 判定がなかったり、別の試合でも同様の事例があったりと、基準のぶれが蓄積していた。その後アーセナルが現地の放送解説者からも『もっと強くいくべき』とアドバイスされて以来、セットプレーでの『強さ』が標準になってしまい、今になって『厳しすぎる』と言われている状況だ。
巷の声
- 「『明確な影響』という言葉じゃあ、また議論が増えるだけ。この新ルールで別の問題が生まれそう」
- 「ずっと前からアーセナルが訴えてたのに、昔は『もっと強くなれ』と返されてたんだよ。他チームが同じことをしたら急に怒る、という矛盾を今になって気づいたのか」
- 「毎週末、判定の不統一でもめる未来が見える」
- 「ブレントフォード戦の妨害は忘れられない。あの時 VAR がなかったから、アーセナルも『これが許されるんなら』と考えを改めたんだろう」
- 「ルール改正の意図は分かるけど、審判が一貫性を持つまでは何も変わらない気がする」
用語・人名メモ
- PGMOL — プレミアリーグの審判団を管轄する組織。VAR 判定の最終責任を持つ
- セットプレー — コーナーキック・フリーキックなど、決まった位置から再開するプレー。プレミアではゴール前での決定的な場面が多い
- アーセナル — ロンドン北部の強豪。セットプレーでの妨害対策に積極的で、今回のルール改正の背景に登場
- ブレントフォード — ロンドン西部の中堅クラブ。数シーズン前の試合でアーセナルのゴールキーパーを明確に妨害したが、判定されなかった
- Material impact — 新ルールの鍵となる用語。『明確な物理的影響』の意味だが、審判の主観で判定が左右される可能性がある
曖昧な基準がどこまで機能するか、現地の注視の的になるだろう。
巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)