マンチェスター・ユナイテッドがシーズンチケットの不正転売対策として一部サポーターのチケットを一時停止したところ、複数のサポーター団体がクラブに抗議した。サポーター側は「容疑者のように扱われている」と主張している。
Guardianによると、抗議したのはクラブ公式のFans' Forumや、Manchester United Supporters Trust(Must)、The 1958など計8団体。ユナイテッドは先週、6台以上の端末でチケット関連アカウントにアクセスしたり、チケットを転送したりしたファンに連絡し、シーズンチケットを一時停止する措置を取った。クラブ側は、こうした利用パターンを不正転売目的での購入を示すものとみている。
イングランドの多くのクラブでは、シーズンチケットの会員は購入した席を他人に自由に転売することができず、同じ会員制度に加入する別のメンバーへの譲渡か、クラブへの売り戻しのみが認められている。今回停止の対象になったファンたちは、この制限を破って第三者への転売に関与した疑いをかけられた形だが、抗議する団体側は一律の端末数などを基準にした判定が正当な利用者まで巻き込んでいると訴えている。
クラブは今シーズン開幕までにチケットを再度使えるようにする方針としており、今回の措置はシーズン開幕前の一時的な対応という位置づけになる。
用語・人名メモ
- Fans' Forum — クラブが公式に設置しているサポーター代表との対話組織。
- Manchester United Supporters Trust(Must) — ユナイテッドのファンによる独立系サポーター団体で、運営方針への発言力を持つ。
- シーズンチケット — 1シーズン分のホーム全試合をまとめて購入する会員制のチケット制度で、イングランドでは転売や譲渡に制限がかかることが多い。
開幕までにチケット停止が解除されるかどうか、クラブとサポーター団体のやり取りが注目される。