Metro.co.uk は、プレミアリーグのクラブがこれまでになく中盤の選手に大金を払っていると伝えた。背景にはプレス重視の流れがあるとしている。
Metro.co.uk によると、近年は各クラブの編成責任者 (ディレクター・オブ・フットボール) が中盤の選手に大金を投じる例が増えた。同紙が挙げた金額は、エリオット・アンダーソンが1億1600万ポンド (約220億4000万円)、サンドロ・トナーリが9250万ポンド (約175億7500万円)、マテウス・フェルナンデスが8500万ポンド (約161億5000万円)。フェルナンデスはトッテナムの新戦力と書かれている。マンチェスター・ユナイテッドはアンドレイ・サントスに約5000万ポンド (約95億円) を払ったとされ、同紙は昨季のチェルシーで目立ったとは言い難い選手だと記した。
かつて大金は得点を取る FW に向かった。同紙は例として、ブラックバーンによるアラン・シアラー獲得 (1500万ポンド、約28億5000万円) や、2008年のレアル・マドリードによるクリスティアーノ・ロナウド獲得を挙げた。リバプールが昨夏アレクサンデル・イサクに払った1億3000万ポンド (約247億円) については、評価がまだ定まっていないと書いている。同紙はダルウィン・ヌニェス、ラスムス・ホイルンド、ニック・ヴォルテマーデも、期待に届かなかった FW として名前を挙げた。
同紙は中盤重視の理由を、リーグ全体でプレス (相手に素早く寄せてボールを奪う守り方) が強まったことに求めた。リバプールはアンドニ・イラオラを監督に据え、ボーンマスとニューカッスルはレッドブル流のプレスを信奉する監督が率いる。リーズのダニエル・ファルケ監督は昨季、より攻撃的な守り方に切り替えて職を守り、王者アーセナルもミケル・アルテタ監督の下ではボールを持っている時より持っていない時の方が優れているという。ボールを相手ゴール近くまで運べるかは中盤の力に懸かっており、ロドリを軸に支配するやり方も、ドミニク・ソボスライの運動量を生かした素早い奪い返しも、その例だと説明した。
Metro.co.uk は、得点が試合を決める点は変わらないとしつつ、相手ゴール近くまでボールを運ぶ力は中盤に懸かっていると論じている。
用語・人名メモ
- ディレクター・オブ・フットボール — クラブで選手の獲得や編成を担当する役職。
- プレス (プレッシング) — 相手がボールを持っている時に素早く寄せて、奪い返しを狙う守り方。
- 中盤 (ミッドフィールダー) — ピッチの中央で守備と攻撃をつなぐポジション。
- 移籍金 — 選手を獲得するクラブが、所属クラブに支払う金額。
出典: Metro.co.uk