移籍・契約

元アーセナル副会長、ヴィエラのレアル移籍を阻むため休暇先まで同行していたと明かす

Football London

アーセナルの元副会長デイヴィッド・ディーンが、レアル・マドリードから繰り返し関心を寄せられたパトリック・ヴィエラを引き留めるため、毎年の休暇先まで追いかけていたと語った。Football London が伝えた。

Football London によると、ディーンは今年、ポッドキャスト番組 High Performance でこの話を明かした。レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、ヴィエラが好きだとディーンに伝え、値段を尋ねてきたという。ディーンは、売る気がなければ値段は無いと答えた。レアルが本人に接触してくると考えていたため、毎年シーズン末にヴィエラへ休暇の行き先を聞いた。行き先はグアドループかマルティニークで、ディーンも同じ場所へ行き、ヴィエラがクラブに戻るよう見届けたと述べている。

現在50歳のヴィエラは、レアルが「ギャラクティコス」と呼ばれた2000年代前半に、たびたびレアルと結び付けられた。2004年にはヴィエラがオーストリアでのプレシーズン練習を欠席し、当時レアルのスポーツディレクターだったエミリオ・ブトラゲーニョが移籍を後押しする発言をしたため、移籍が近いとみられた。この時は移籍が実現せず、ヴィエラは2005年夏、アーセナルがユヴェントスの1375万ポンド(約26億1250万円)の申し出を受け入れて退団した。

ヴィエラ自身は2010年の発言で、2004年にレアルへ行かなかった判断を、キャリアで最も悔いていることの一つとしている。当時は、レアルでクロード・マケレレが十分に評価されていないことが怖く、自分も同じ目に遭うのではないかと疑っていたと語った。

ヴィエラは2005年夏、ユヴェントスの申し出を受け入れたアーセナルを離れた。

用語・人名メモ

  • デイヴィッド・ディーン — アーセナルの元副会長で、24年間その職にあり、2007年にクラブを去った。
  • ギャラクティコス — レアル・マドリードが2000年代前半に呼ばれた「銀河系軍団」の通称で、当時のレアルを指す言葉として使われる。
  • インヴィンシブルズ — アーセナルが2003/04シーズンに達成した、プレミアリーグ全試合無敗での優勝を指す呼び名。同リーグで無敗で通した唯一のチームとされる。
  • パトリック・ヴィエラ — 当時のアーセナルの主将で、在籍中にプレミアリーグ優勝3回(うち1回は主将)とFAカップ優勝4回を経験した。1998年にはフランス代表としてW杯を制した。

出典: Football London