話題

プレミアリーグ、ボール内センサーの導入予定なし ラ・リーガの全試合採用は注視

LiveScore

英紙 The Athletic によると、プレミアリーグはボールに埋め込んだセンサーで接触の瞬間を特定する「コネクテッドボール技術」について、ラ・リーガでの使用状況を注視している。プレミアリーグの関係者は、直近で導入する計画はないと話した。

コネクテッドボール技術は、ボール内のセンサーが触れられた瞬間を正確に特定する仕組みで、オフサイド、ハンド、ディフレクション、ダブルタッチの判定に審判が使える追加データになる。The Athletic によると、ラ・リーガは今季、国内のプロリーグとして初めて全試合でこの技術を使っている。ドイツ企業キネクソン・スポーツが開発した無線周波数センサーをプーマの試合球に内蔵し、各スタジアムに設置した約12基のアンテナへデータを送る方式だという。

プレミアリーグの関係者は The Athletic に対し、1月にロンドンで開かれた FIFA 女子チャンピオンズカップと、ライプツィヒでの2025年ユース大会ウィングスカップ (プーマ球を使用) でこの技術を視察したと説明した。一方、プレミアリーグの試合ではまだ試していない。関係者は、現行の半自動オフサイド技術はボール内のセンサーがなくてもボールの向きを判定できるため、直近の導入計画はないが、他の場での使用は今後も注視すると述べた。

イングランドの現行システムは光学トラッキングが軸で、各スタジアムの周囲に置いた最大30台のカメラがボールを追い、選手ごとの数千のデータ点と合わせてキックの地点を示し、VAR 向けにオフサイドラインを自動で引く。2025年4月の開始時、リーグ側は、光学トラッキングでボールが触られた時点を判定できるためセンサーは必要なかったと説明し、ボール内のチップは接触の瞬間を別に計測する位置づけだとしていた。

プレミアリーグでコネクテッドボール技術を導入する直近の計画はなく、他の場での使用を引き続き注視するという。

用語・人名メモ

  • コネクテッドボール技術 — ボールに埋め込んだセンサーが触れられた瞬間を特定し、審判に判定用のデータを送る仕組み。
  • 半自動オフサイド — カメラの追跡データからオフサイドラインを自動で引き、VAR の判定を補助するシステム。
  • 光学トラッキング — スタジアム周囲のカメラでボールと選手を追跡する方式で、イングランドの現行システムの軸になっている。
  • ラ・リーガ — スペインのプロサッカーリーグ。今季から全試合でコネクテッドボール技術を使っている。

出典: LiveScore