プレミアリーグが2023年4月に合意したユニフォーム正面のギャンブル企業スポンサーシップ禁止ルールが26-27シーズンから発効した。ただし各クラブはスリーブやトレーニングウェアなど制限外の箇所にギャンブル企業スポンサーをシフトさせており、ルール実効性が問われている。
新規則により、プレミアリーグの全20クラブのマッチデーユニフォーム胸部からギャンブル企業ロゴが一掃された。20年以上初めてのことで、それまで50%以上のクラブがベッティング企業をユニフォーム正面に掲載していた。
禁止はマッチデーユニ正面に限定され、スリーブやトレーニングウェア、ピッチサイドLED看板、デジタルパートナーシップは対象外。クラブは制限されていない箇所へシフトしている。エバートンはStakeをスリーブに、アストン・ビラはBetanoをスリーブに、トッテナムはBetanoをトレーニングウェアのパートナーに指定。マンチェスター・ユナイテッドはベットウェイと年2000万ポンド(約3億8000万円)でトレーニング用ユニフォーム契約を締結し、SNSや練習映像での露出で広告効果を確保している。
子ども向けレプリカシャツから賭博ロゴが消えた点は評価されるが、英国フットボール全体とギャンブル企業の商業関係は深く、スリーブやトレーニングウェアを通じた視認性は継続している。
用語・人名メモ
- マッチデーユニフォーム — 試合当日に選手が着用する公式ユニフォーム。テレビ放映や会場での露出が大きいため、スポンサーシップ契約の中心地
- ギャンブル企業スポンサーシップ — ベッティングサイトなどが企業ロゴをユニフォームやウェアに表示させる代わりにクラブへ資金提供する商業契約
禁止対象がマッチデーユニフォーム正面に限定されているため、クラブはスリーブなどでの代替を続けており、ルール施行の実質的な効果が問われている。
出典: Footy Headlines