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女性審判の先駆者マッシー=エリス副審が引退、FAの女子審判担当に

Premier League

プレミアリーグの副審を務めてきたシアン・マッシー=エリスが、審判からの引退を発表した。今後はイングランドサッカー協会 (FA) で、女性審判を支援・育成する役職に就く。

プレミアリーグの記事によると、マッシー=エリスはFAのシニアマネージャー (女子審判担当) に就任する。増えつつある女性審判の支援と育成を担い、次の世代を奮い立たせる活動も続けるという。本人は、旗を置いても、サッカーから離れるわけではないという趣旨を語った。

マッシー=エリスは2010年にプレミアリーグへ到達した。当時、女性としては史上2人目だった。トップリーグで担当した試合は150を超える。女子FAカップ決勝にも5度関わった。男子の試合では、コミュニティ・シールドで女性初の副審に任命された。2021年にはAVARとして、男子のFAカップ決勝に関わった初の女性になった。2025年にはカラバオカップ決勝のAVARも務めた。

国際舞台でも実績を残している。UEFA女子チャンピオンズリーグ決勝は、2013年と2017年に予備副審、2018年に副審を担当した。女子EUROには4大会で英国代表の審判として参加し、2013年は決勝、2025年は準々決勝2試合でAVARを務めた。女子W杯は2019年と2023年に選ばれ、2023年は3位決定戦のVMOを担当した。2019年にはUEFAヨーロッパリーグの試合で副審を務め、イングランド人女性として初めて男子の欧州大会の試合に携わった。Pro Refの最高審判責任者ハワード・ウェブは、女性審判の地位向上に向けた長年の働きかけも含め、その影響は今後何年も続くとたたえた。

審判としての活動は終えるが、今後はFAで女子審判の支援と育成に当たる。

用語・人名メモ

  • 副審とAVAR — 副審はタッチライン沿いで旗を上げ、オフサイドなどを主審に伝える審判で、AVARはVARの担当室で映像確認を補佐する役割。
  • MBE — 英国の大英帝国勲章の一つで、マッシー=エリスの名前に添えられている。
  • Pro Ref — ウェブが最高審判責任者を務める組織で、マッシー=エリスは感謝を伝えた相手の一つに挙げた。
  • コミュニティ・シールド — イングランドで行われる一発勝負の試合で、マッシー=エリスは女性として初めて副審に任命された。

出典: Premier League