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1971年のハイベリー、「フットボール・ウィドウ」はいるのか

Redditで話題

移籍速報が飛び交う夏の合間に、半世紀以上前のBBC映像が現地ファンの間で静かに回っている。ニュースではない。ハイベリー周辺の妻たちに、1971-72シーズン開幕をどう見ていたかを聞いた、通好みの発掘ネタだ。

英語圏のサッカー掲示板で話題になっているのは、BBCアーカイブがInstagramに上げた古い取材映像である。1971-72シーズンの始まりを、当時アーセナルの本拠だったハイベリー周辺の女性たちがどう受け止めていたか。BBCの生活情報番組『ネイションワイド』が街でマイクを向け、問いのひとつが「フットボール・ウィドウはいるのか」だった。

フットボール・ウィドウとは、夫がサッカーにかかりきりで妻が放置される、という意味の当時の言い回しだ。ハイベリーはロンドン北部の地区で、アーセナル(北ロンドンの名門)が2006年まで使っていた旧スタジアムの名前でもある。取材の時期は、アーセナルが前年にクラブ初のリーグとFAカップ同時制覇(ダブル)を成し遂げた直後の新シーズン開幕にあたる。

現地の反応は、試合の中身というより当時の話し方と家庭の記憶に寄っている。映像の女性たちは口調が整っていて、いわゆる「電話の声」で話しているように聞こえる、という指摘が多い。サッカー嫌いの妻、というより本人たちも楽しんでいるように見える、という声もある。半世紀後のアーセナルが看板級の左ウインガーをまだ獲っていない、という今の不満に結びつける冗談まで出た。

巷の声

  • 「祖父はマンチェスター・ユナイテッド、その兄は祖父を困らせるためにシティを応援していた。祖母は「ダービーの日は家族にとって一番の日だった。どっちも家から出ていくから」と言っていた」
  • 「あの女性、2026-27シーズンまで目玉の左ウインガーを獲らないことまで見抜いていた。予言者だ」
  • 「本人も、明らかにサッカーが好きなんだよな」
  • 「「ドリーバード」って言葉、使いたくなった。みんなすごくきちんとした話し方をしている」
  • 「昔は電話に出ると急に上品な声になる人が多かった。母もそうで、用件が終わると元の声に戻っていた」

用語・人名メモ

  • ハイベリー — ロンドン北部の地区で、アーセナルが2006年まで使っていた旧本拠スタジアムの名前でもある
  • フットボール・ウィドウ — 夫がサッカーに没頭して妻が放置される、という意味の当時のイギリスの言い回し
  • ネイションワイド — 1969年から1983年まで放送されたBBCの生活・時事番組。街の声を拾う取材が多かった
  • アーセナル — 北ロンドンの名門クラブ。1970-71シーズンに初のリーグとFAカップ同時制覇を果たした
  • ドリーバード — 1960-70年代のイギリス俗語で、おしゃれな若い女性を指す言い方
  • マンチェスター・ダービー — 同じマンチェスターを本拠とするユナイテッドとシティの対戦。街を二分する一戦

派手な一報ではないが、プレミアが家庭の中でどう語られてきたかを、当時の声で覗ける古い断片だ。

巷の声は r/soccer のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)