エミレーツ航空とアーセナルが、航空機の部品を再利用して作ったクラブ紋章の彫刻「The Aircrafted Arsenal Crest」を公開した。両者の提携が 20 年の節目を迎え、2033 年までの延長も決まったことを記念するものだ。
Design Week によると、彫刻はアーセナルがプレミアリーグを制したシーズンの後に、本拠地エミレーツ・スタジアムで披露された。高さ 2.4 メートルの発光する作品で、航空機の部品を作り替えてクラブのエンブレムの形にしている。
製作はドバイで行われ、専門家 15 人が 34 日かけて仕上げた。エミレーツの航空機素材アップサイクル担当チームが手がけ、責任者はエミレーツのアップサイクル・マネージャーが務めた。強度と形状を基準に選んだ 84 点の部品を、洗浄、切断、機械加工、リベット留めで組み上げたという。
エンブレム中央の大砲には、エアバス A380 の部品が使われた。主脚のホイールハブが大砲の車輪に、チタン製の抽気ダクトの一部が砲身に、複合材の床パネルが立体的な本体になっている。盾の面はボーイング 777 のアルミ製の胴体外板で、外縁と内枠には貨物用のレールを転用した。背面から光るクラブ名の文字は、機体の窓を一枚ずつ成形して作った。作品はクラブカラーで塗装され、光る黒いタイルの台座に載っている。
エミレーツとアーセナルの提携は 2033 年まで延長され、紋章像はスタジアムのホスピタリティ・スペースに常設されている。
用語・人名メモ
- エミレーツ航空 — アラブ首長国連邦のドバイを拠点とする航空会社で、アーセナルの本拠地の名称にもなっている。
- エミレーツ・スタジアム — アーセナルがロンドンで使うホームスタジアム。
- アップサイクル — 使い終えた素材や部品を、別の用途の製品に作り替えて再利用すること。
- エアバス A380 — 2 階建ての客室を持つ大型旅客機。今回の作品では大砲の部分に使われた。
出典: Design Week